Androidスマホの着信通知をmacOSで表示する方法|SodutoとKDE Connectで連携

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SodutoとKDE ConnectでAndroidの着信通知をMacに表示する連携イメージ

ガラケー時代は待受のランプが着信を教えてくれました。今はスマホ本体が手元になければ着信があったことさえ気づけないことがありますよね。

iPhoneであればmacOSの通知機能でわりとすんなり着信通知を受け取れるようですが、Androidだとひと手間必要です。

筆者はこれまでPushbullet(Android用アプリ+Chrome拡張機能)を使っていましたが、Chrome側の拡張機能がサポート対象外になってしまいました。そこで代替として導入したのが「Soduto」(macOS)と「KDE Connect」(Android)の組み合わせです。本記事ではこの2つを使ってAndroidの着信通知をMacに表示する手順をめもしておきます。

検証環境(確認日:2026年9月)
PC端末
端末

MacBook Air

チップ

Apple M1

OS

macOS Sequoia 15.7.9

Soduto

3.1.0

Android端末
端末

AQUOS wish

OS

Android 13

KDE Connect

1.35.16

目次

結論

今回導入した方法ではMacにSoduto、AndroidにKDE Connectを入れて連携します。本記事では両方を同じWi-Fiに接続し、ペアリング、Androidの電話通知の許可、Macの通知設定までを説明します。外出したスマホから自宅のMacへ通知を送るためのVPN設定は扱いません。

そもそもなぜPushbulletが使えなくなったのか

筆者が使っていたPushbulletのChrome拡張機能はManifest V2という古い仕様の廃止に伴い使えなくなりました。

Googleの案内では2025年7月24日時点のChrome 138で一般ユーザーによる再有効化ができなくなり、Chrome 139では企業向けの例外もなくなりました。筆者はMacでChrome拡張機能を使う構成からSodutoとKDE Connectへ切り替えています。


Pushbulletが使えなくなった背景を詳しく知りたい方はChromeのManifest V2終了までの経緯とV3との違いを別の記事で整理しています。

Androidの着信通知をMacに表示する方法

Pushbulletの代わりとして探してみて今回導入したのが「Soduto(macOS側)」と「KDE Connect(Android側)」です。どちらもKDE Connectの通信方式に対応しており、通知の転送にクラウドサーバーを使わず端末同士で直接通信します。着信やSMSの通知のほか、クリップボードの共有やファイル転送にも対応しています。

導入の流れは次の通りです。

Step

Androidに「KDE Connect」をインストールする

Google PlayストアでKDE Connectを探してインストールします。

Step

Macに「Soduto」をインストールする

Sodutoには公式版と有志によるフォーク版があります。

項目公式版(soduto.com)フォーク版(sannidhyaroy/Soduto)
開発状況GitHub上で「開発は止まっている」と案内されている2026年2月7日にv3.1.0-nightlyを公開。配布版名はNightly。
通知機能通話・SMSの通知を受信通話・SMSに加えAndroid通知全般のミラーリングにも対応
入手方法soduto.com、または非公式Homebrew formulaGitHub Releasesページのdmgファイル
備考長期間アップデートされていない無料のApple Developerアカウントでビルドされているため公証なし

フォーク版のv3系はmacOS 11 Big Sur以降が対象です。macOS 10.15 Catalina以前を使っている場合はv3系をインストールできません。ダウンロード前にMacのOSバージョンと配布版の対応条件を確認してください。

元のSodutoは開発が止まっており元開発者は更新が続くフォークの一例としてsannidhyaroy版を紹介しています。本記事で導入したのはこのsannidhyaroy版です。配布元の説明ではAppleの公証を受けていないため、初回起動時に警告が表示されることがあります。配布元とダウンロードしたファイルを確認し、信頼できると判断した場合に「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」から「このまま開く」を選びます。

macOSの「プライバシーとセキュリティ」に表示されたSodutoの「このまま開く」ボタン
配布元とファイルを確認し、信頼できると判断した場合に「このまま開く」を選びます。

「開発元を検証できない」と表示される理由や「このまま開く」を使ってよい条件はこちらで詳しく整理しています。

Step

Android側でKDE Connectを起動しておく

Step

macOS側のSodutoでペアリングのリクエストを行う

初回起動するとQuick Setupが表示されるので進めていくとペアリングの画面が表示されます。MacとAndroid端末が同じWi-Fiネットワークに属していると下記のように一覧で認識されています。「Pair」をクリックしてペアリングを開始します。

SodutoのQuick Setupに表示されたAQUOS wishと「Pair」ボタン
Step

Android側でペアリングリクエストを許可する

Android端末側でペアリングリクエストを受けたというプッシュ通知が届きますので「許可」します。

KDE Connectのペアリング要求通知に表示された「許可」と「拒否」
Step

ペアリング完了

ペアリングが完了するとスマホのKDE Connectの画面が下記のようになります。

KDE Connectの権限が必要な機能一覧と、画面下部の「電話通知」を指す赤い矢印
ペアリング後は、画面下部の「電話通知」から必要な権限を確認します。
Step

電話通知を有効化する

今回Androidのスマホでの不在着信をmacOSで知りたい、なのですがこのままでは通知が来ません。Step6のKDE Connectの画面下部に見える「電話通知」をタップして許可をする必要があります。タップするといくつかの権限の許可を求められるので許可します。

KDE Connectに通話履歴へのアクセスを許可するAndroidの確認画面
Step

macOS側でSodutoアプリの通知が許可されているか確認する

ペアリングや電話通知まで行いましたが、Mac側で通知が拒否されていては意味がありません。Sodutoアプリの通知が許可されているか確認してください。個人的には通知されても時間経過で勝手に消えない「通知パネル」が良いと思います。

macOSの通知設定のアプリ一覧で赤枠で示されたSoduto

上記の設定をすべて終えてからAndroid端末に電話をかけてみたところ・・・Macで通知が表示されました!
※下記の画像は不在着信の通知で、現在着信中の時は別のメッセージが表示されています。

Macに表示されたAQUOS wishの「Missed a call from」という不在着信通知
Android端末への着信に応答しなかったとき、Macに表示された通知です。

つながらない・通知が来ないときの確認ポイント

Wi-Fiネットワークが同じか

まずMacとAndroidを同じWi-Fiに接続して確認します。2.4GHzと5GHzでSSIDが違っていても同じLAN内で通信できる構成なら接続できます。ゲストWi-Fiや端末間通信を遮断する設定では同じWi-Fiにつながっていても相手が見つからない場合があります。

モバイル回線になっていないか

本記事の手順ではAndroidもMacと同じWi-Fiに接続します。AndroidのWi-Fi接続が切れモバイル回線だけになっていないか確認してください。

macOSのファイアウォール設定

システム設定 > ネットワーク > ファイアウォールでSodutoの着信接続がブロックされていないか確認します。

通知の種類に合った権限を許可しているか

電話の着信・不在着信が届かない場合はKDE Connectの「電話通知」で必要な権限が許可されているか確認します。LINEやメールなどのアプリ通知が届かない場合はKDE Connectの通知同期機能と、Android側の「通知へのアクセス」を確認してください。


SodutoだけでなくMacのカレンダー通知も届かない場合はカレンダーの通知設定や集中モードの確認手順も参考になります。

迷いやすいポイント

SodutoとKDE Connectは無料で使える?

どちらもオープンソースで無料です。広告も特にないようです。

外出先でもMacに通知は届く?

本記事の設定だけでは外出したAndroidスマホから自宅のMacへ通知を送れません。ここでは同じローカルネットワーク内での接続を扱っています。KDE ConnectにはVPN経由で使う方法もありますが、追加設定が必要で本記事では扱っていません。

セキュリティは大丈夫?

端末間の通信はTLSで暗号化され通知の転送にクラウドサーバーは使いません。sannidhyaroy版はAppleの公証を受けていません。通知などの個人情報を扱うため、配布元と許可する機能を確認して使用してください。

着信以外の通知(LINEやメールなど)も表示できる?

sannidhyaroy版にはAndroidのアプリ通知をMacへ表示する機能があります。電話通知とは別にKDE Connect側の通知同期機能を有効にし、Androidの「通知へのアクセス」を許可してください。

Android 15以降では認証コードなどの機密情報を含む通知の内容が隠される場合があります。通知が届いても一部の内容が表示されない場合は、この制限が関係している可能性があります。


Android側の設定やトラブル対処をまとめて確認したい場合はAndroid関連記事一覧も参考になります。

まとめ

  • MacとAndroidを同じWi-Fiにつないだらまずペアリングできるか確認してね。
  • ペアリング後も通知が来なければAndroidの電話通知の権限とMacの通知設定を確認してね。
  • Sodutoフォーク版は対応macOSと配布元を確認してから導入してね。

macOSの通知・設定・動作トラブルをまとめて確認したい方はこちらもどうぞ。

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