WindowsのSysMainとは?重い原因と安全な停止・無効化手順

当ページのリンクには広告が含まれています。
Windows 11のサービス一覧でSysMainを選択した画面と「停止しても大丈夫?」の文字

タスクマネージャーを開いたとき「SysMain」というサービスがディスクをガンガン使っているのを見て「これ止めて大丈夫?」と思ったことはありませんか。

筆者もPC購入直後に「起動してしばらくの間ディスク使用率が100%になる」という現象に悩み、原因を調べていくうちにこのサービスにたどり着いたためメモメモしました。

結論から先にお伝えします。 SysMainは「よく使うアプリを事前にメモリへ読み込んでおく」機能です。ただし環境によっては逆効果でSSD搭載のPCなら止めても体感はほぼ変わらないケースが多いです。

この記事ではSysMainの正体と重くなる理由、そして安全に停止する手順を解説します。

目次

SysMainの正体:何をしているサービスか

SysMainはWindows 10以降の名称で、以前はSuperfetch(スーパーフェッチ)というサービス名でした。Windows Vista・7の時代からある機能で、名前は変わりましたが役割は同じです。

やっていることをざっくり要約するとユーザーの使用パターンを学習して「次に使いそうなアプリ」をあらかじめメモリへ読み込んでおく仕組みです。

たとえばPC起動後に毎回ChromeとExcelを立ち上げるなら、次回起動時にはその2つをバックグラウンドでこっそりメモリへ乗せておいてくれるわけです。アプリが素早く起動するようになるのはこの仕組みのおかげですね。

なぜ「重い原因」と言われるのか

ディスク使用率が100%になる理由

SysMainはPC起動直後やアイドル状態のとき、次の利用に備えてディスクからデータをバックグラウンドで読み込みます。

この読み込みが他の作業と重なると「ディスク使用率100%」が発生し、全体的な動作がもっさりしてしまいます。特に気になるのがPC起動から数分間で、肝心なときに限ってディスクが唸っている……という状況になりがちです。

もともとHDDを補うための技術だった

SysMainが作られた背景には「読み書きが遅いHDD(ハードディスク)をなんとかしたい」という動機があります。

HDDはランダムアクセスが苦手なので、起動時にアプリをメモリへ先読みしておくことで体感速度を改善できました。これは当時としては理にかなった設計でした。

ところが現代のPCはほとんどがSSD搭載です。SSDはHDDより大幅に読み込みが速く、アプリを先読みしなくても十分速く起動できます。そのため「先読み処理で余計なディスクアクセスが発生する」というデメリットだけが目立つようになってしまいました。

メモリを圧迫するケースもある

SysMainは空きメモリを利用して先読みを行います。キャッシュに使われたメモリは必要に応じて解放されるため、キャッシュ済みメモリが多いだけで異常とは限りません。

メモリが少ないPCでは先読み処理と他のアプリの処理が重なり、ディスクアクセスやページングが増えて動作が重く感じられることがあります。

SysMainを停止・無効化する方法

停止してPCが不安定になったという話はほぼ聞かないので、試してみる価値は十分あります。というか筆者は非常に嫌っていて必ず停止するようにしています。

Step
services.mscを開く

Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを出し、以下を入力して Enter を押します。

ファイル名を指定して実行
services.msc
Step
SysMainを探す

サービス一覧が開いたら、一覧をスクロールして「SysMain」を探します。アルファベット順に並んでいるので「S」のあたりを見るとすぐ見つかります。

Windowsのサービス一覧でSysMainを選択した画面
Step
プロパティを開いて停止する

SysMainを右クリックし「プロパティ」を選び、次の順で操作します。

  1. 「停止」ボタンを押してサービスを止める。
  2. 「スタートアップの種類」のプルダウンを「無効」に変更する。
  3. 「OK」または「適用」をクリックして閉じる。
SysMainのプロパティでサービスを停止し、スタートアップの種類を「無効」にする画面

「停止」だけでは再起動後に復活します。「スタートアップの種類」を「無効」にしておくことで次回起動時も自動で立ち上がらなくなります。

止めてよい人・止めないほうがよい人

MicrosoftのVDI向け資料でもSysMainは環境ごとに機能を評価する必要があると説明されています。

状況おすすめの対応
SSD搭載PC停止してもほぼ問題なし。
「ディスク使用率100%」に悩んでいるまず停止を試してみる価値あり。
HDD搭載のPC停止するとアプリ起動が遅くなる可能性がある。
特定アプリの起動速度にこだわりがある念のため停止前後で比較してみる。

HDD搭載のPCでSysMainを止めると先読み効果がなくなるのでアプリ起動が体感的に遅くなることがあります。HDDメインの環境では止める前後でしっかり比較してみるのがよいと思います。

よくある質問

SysMainを止めると何か悪影響はある?

多くの一般的なPCではSysMainを停止してもWindows自体は動作します。筆者はSysMainによるバックグラウンド処理を避けたいので停止しています。

環境によってはアプリの起動が遅くなる可能性があります。停止後に明らかな不都合を感じた場合は同じ手順でスタートアップの種類を元の設定へ戻してください。

「Superfetch」という名前でサービスが表示されている場合は?

Windows 10の初期バージョンやWindows Vista、7ではSysMainではなく「Superfetch」という名称で表示されます。やっていることは同じなので同じ手順で停止できます。

レジストリから無効にする方法もあるみたいだけど?

できないことはないですが、レジストリの操作はOSの根幹に触れるためリスクがあります。サービスの停止で十分なので、わざわざレジストリをいじる必要はないと思います。

止めてもディスク使用率100%が改善されない場合は?

SysMain以外にもディスク使用率を上げる原因はいくつかあります。「Windows Update」「Windows Search(インデックス作成)」「Superfetch以外のサービス」なども候補になります。


Windows Updateやバックグラウンド通信の方が気になる場合はテレメトリと配信の最適化も確認してみてください。


SysMain以外のWindowsトラブルも確認したい場合はWindows関連の対処法をまとめたページも参考にどうぞ。

まとめ

  • SysMainはよく使うアプリをあらかじめメモリに読み込んでおくサービスだよ。
  • もともとHDDを補うための技術なので、SSD環境では恩恵よりバックグラウンド処理の負担が大きくなりやすいよ。
  • services.mscからスタートアップの種類を「無効」にすれば安全に止められるよ。
  • SSD搭載PCでディスク使用率100%に悩んでいるなら、まず試してみる価値があるよ。
  • HDD搭載の古いPCでは止める前後で体感を比べてね。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次